優しそうなおじさんとは似ても似つかない、強面の顔だ。



「これがウチの家族だ。歳も近いし、メイドとか気にせずに接してやってほしい。よろしく頼むよ、桃香ちゃん」

「はい!」


おじさんに肩を叩かれて、思わず背筋が伸びる。


愛想は人それぞれだけど、4人ともびっくりするくらいイケメンだ。

それだけで、なんだか眩しく見えてしまう。


「え…えっと。不束者ですが、よろしくお願いします!」