あたしに対する悪事が4兄弟にバレ、合わす顔がなかったのだろうと秋都が言っていた。


久しぶりの四季島家は、相変わらずきぬゑさんの掃除が行き届いていた。


そして、おじさんから改めて渡されたメイド服を、あたしは大切に胸に抱えたのだった。



いろいろと大変なことがあって、すれ違いや遠回りをしたけど、また新しい春が訪れた。

あたしは秋都といっしょに、紅羽高校の始業式に向かった。