あたしの反応を窺うように、ニヤニヤとした顔で秋都が迫ってくる。


「…悪い!?真奈美さんがそばにいて、ずっとずっと不安だったよ…!だから、あたしはいなくなるしかなかったんじゃん…バカ!」


想いが込み上げてきて、つい涙声になってしまう。

そんなあたしの唇を…秋都のキスでそっと塞がれた。


「俺のこと考えて、めちゃくちゃになる桃香……たまんねぇ。もっといじめたくなるっ」