こ、これ!
受け取ってください
ん?チョコ?ありがとう!
ごめんね!
なっ、、、
捨てるなんて、、酷いじゃないですか!!
お前キモイんだよ
ごめんなさい、、私なんかが渡してしまって、あなたの株も下がりますよね
失礼します
─────────────────
ごめんな
本当はこんなことが言いたいわけじゃない
君を守るためなんだ
だから許して欲しい
─────────────────
まさか、私が好きになった人があんなに酷い人なんて思いもしなかった、、
2年前に助けてくれた時は優しかったのに
─────────────────
あれは、雪でとても寒い日だった
私は初めての受験で緊張していて一睡も出来なかった
そんな私を心配してくれた1人の少年
それがさっき私がチョコを上げた彼
こんなに変わってしまうものなの?
あんなに優しかったのに
─────────────────
彼女に素っ気ない態度を取ってしまったこと
本当は取りたくなかった
でも俺はあーするしかなかったんだ
─────────────────
あの女最近調子乗ってない?
1発締めとく?
いいねぇ、今日の放課後にでも
体育館裏呼び出そうか
おい、誰の話だ
ひぃ、今のは、、
誰の話か聞いているんだ
きゃーー、と言いながら走り去って言った
─────────────────
俺が関わると
あの子を危険な目に合わせてしまうかもしれない
だから俺はあの子から離れた
近づいちゃダメなんだ
─────────────────
あ、あの、
俺に声かけないで、
私絶対に避けられてるよね
はぁー、、どうしたらいいんだろう
もう話せないのかな
─────────────────
きゃ!!!!あ、ごめんなさい、
大丈夫か??あ、、、
まって!!!少しお話できませんか?
いいよ、行こう
あの、、、どうして私の事は避けるんですか?
避けてないよ、
うそです!避けてますよね!
何か理由があるんですよね?
教えてください!
おれは、、君が守りたかった
え?それは、どういう??
そのまんまだよ
俺は君が好きだから
え??私のことがすき??
ほんとですか?
私も君の子がすき
俺はまもり方を間違っていたのかもしれない
これからは君のそばで守りたい
俺の彼女になって
はい!!私を彼女にしてください