5分のバスは少し混んで居た
だカラ
今日は
朝、7時10分のバスに
乗るコトにした

少し、肌寒い季節
になっていた

まだ、いらないと
思い
セーターは
家に置いて来た

想像以上に
風が冷たく
バス停で小さく
丸まってたら
暖かい物が
頬を暖めた
「っ〜!!!」
眩しいくらいの
笑顔が有った
「暖かいだろー。 木下、セーターは?」
木下...私のみよじ
「...?」
「えッ? 俺、分からない?」
「三上..君?」
「なんだ、知ってんぢゃん」
三上君はまた
眩しい笑顔で
笑った。
「コレ...」
「あぁ〜あげる。寒いしょ?」
「あ..りがと」
「あと、コレ」
「えっ?」
三上君はカバンの中カラ
薄いピンクのセーターを差し出した
「えっ?コレ..三上君の?」
「ピンクだょ?着ないよ〜」
笑った...
優しい笑顔
「姉貴の着替え。姉貴、朝と昼 セーター変えてんの。で、忘れてたカラ頼まれた。だカラ変な目で見んなよ」
「ゴメン...」
「いいカラ。早く着なょ。サブいしょ?」
「デモ、お姉さんの..」
「あぁーいいよ。前も忘れてたカラ。大丈夫」
「ありがとう」
ピンク色のセーター
は三上君の匂いがにした