「もうすみれちゃんが話しかけてくれるまでは俺から話しかけない!!絶対!!ホントホント!!えっ?係の仕事とか?え、それはまあ、他の人を通すから!!正直すみれちゃんのお友達もすみれちゃんと話せなくて限界っぽそうで、俺も、君にそんな顔してほしくないと言うか‥‥‥、まあ、いろいろな事情があるんでとにかく来て!!!!!」
って言われたけど、どうしよ‥‥‥。
早く彼に会いたいのに‥‥‥。
こんなやつに絡まれたせいで時間が削られるし。
「あ、あと、委員長、いるよ。」
「っ!?」
彼がいる!?
「行かないの?」
「行く。」
何でいるのか、ホントにいるのかなんて考えるよりも先に言葉が出た。
そんな私に彼は、何故か泣きそうな顔で笑った。
「行こう。」
「ねえ、お願いがあるんだけど。」
「‥‥‥何?小田巻くん。」
「多分出ちゃうけど、出さないで。声。」
「‥‥‥何で?」
「‥‥‥行けば、分かるよ。」
「そっか。」
いつもお昼を食べている階段で言葉を交わした私達は、
「こっから、覗いて。」
見た。屋上の扉の隙間から彼を。
いや、
彼らを。
「えっ。」
何で‥‥‥。
って言われたけど、どうしよ‥‥‥。
早く彼に会いたいのに‥‥‥。
こんなやつに絡まれたせいで時間が削られるし。
「あ、あと、委員長、いるよ。」
「っ!?」
彼がいる!?
「行かないの?」
「行く。」
何でいるのか、ホントにいるのかなんて考えるよりも先に言葉が出た。
そんな私に彼は、何故か泣きそうな顔で笑った。
「行こう。」
「ねえ、お願いがあるんだけど。」
「‥‥‥何?小田巻くん。」
「多分出ちゃうけど、出さないで。声。」
「‥‥‥何で?」
「‥‥‥行けば、分かるよ。」
「そっか。」
いつもお昼を食べている階段で言葉を交わした私達は、
「こっから、覗いて。」
見た。屋上の扉の隙間から彼を。
いや、
彼らを。
「えっ。」
何で‥‥‥。