「フホーーイ、ホーーイ、」
たまっていた二酸化炭素を
一気に吐き出す!!
「やっぱり簡単じゃないか、、」
マイケルはそのまま
海に仰向けになって浮かぶ。
「巡礼しゃ、マイケーしゃん!」
チャバチャバと水音を立てて
クリンクリン巻き毛の
異世界幼女・ヤオが
マイケルに寄ってくる。
「ヤオ!こいつかぁ?巡礼しゃの
マイケルってやつ。女じゃん」
うん?
ヤオ以外に、少年の声がする?
「はじめましてー女のマイケル
ですーあなた、マモでしょー」
浮いていたマイケルは
叫びながら、
泳いで、ヤオの所へ向かう。
ここは引き潮で現れた
海底遺構の城下町と思える場所。
ヤオに案内されながら
マイケルは浅くなった沖でも、
急に深くなる部分に潜った。
ヤオに、ここにいつもマモと
来るからと
教えられたからだ。
「あんた、潜れるんだな!
だったらもっと沖に行けば
いいぜ!ここより、デカイ
ハントできるからさっ!!」
見ると、サラサラボブヘアの
ライトブラウンに赤の瞳を
した少年がいる。
「え!赤の目って!異世界って
すごいなぁ。ヤオ見てると、
全然気がつかなかったよ。」
そう言ってマイケルが眼を
見開く。ヤオはマイケルと同じ
黒髪に黒の瞳だ。
「今日みたいな日は、アンバーも
出ないんだよ。だから沖だな」
「ん?マモ、『アンバー』って
言った?アンバーって、石だよ
ね?飴色したやつでしょ?」
つい、マモの頭やヤオの頭を
撫でそうになる手を止めて
マイケルはマモに確かめる。
「そうだよ!玉石で、嵐になると
出てくるから、オレでも嵐の
あとは潜ると、とれるだぜ!
太陽に当てると青く光って
キレイなやつは、ギルドで
ウーリーが倍もらえんだ!!」
マモは、ヤオより
大分年上だろう体を威張らせた。
「青く、光る、、もしかして
ブルーアンバーが出る!!」
しかも、嵐の浅海にって
ここはバルト海かい?!!
それも
インドネシアの島でとれる様な
希少なブルーアンバー、
青い琥珀だ!
海の透明度はバツグンで、
魚もたくさんいた。
「とんだ、海だわね。ここは、
もう、稼ぐしかないじゃない」
バルト海も昔は浜辺で琥珀を
シャベルで探したって聞いたけど
ラッキースポットだわ!!
「よっしゃーーーーあーー!!」
マイケルが拳を掲げて
雄叫びを上げる。
「いや、だから、嵐もぜんぜん
きてないんだよ。だから、オレ
もハント出来てなくってさ。
潜る力あれば、沖に潜れて、
もっとデカイ像とか、いける」
マモはマイケルの腕を
ひっぱって寂しげに言った。
「あたし、力?魔力?全然ない」
マイケルは事も無げに笑う。
「だって、さっきすごく潜って
たじゃん!!潜る魔力だろ?
それに、あんた髪も目も黒い
じゃんか!って、あれ?あれ」
マモは
急に訳がわからない顔を
してマイケルの目を見上てきた。
「あたし、何の事かわかんないん
だけど、マモ!ちょっと色々
ヤオと一緒に教えてくれない」
闇雲に潜っても体力消耗だ。
さっき光ってたのは
後で潜るとして、
この海底遺構の城下を
知らないとダメだよね。
それに、地形。
海底遺構がこんなにも水中に
あるなら、この島は今も
地盤沈下しているかも。
異常に暖かい海だから、
海の中に火山かガス活動が
あるかも。
「マモ?沖には大物ハントが
出来る場所があるの?」
「昔の神殿とか、街守りの像が
あるんだよ。それが金ピカとか
玉とか付いてて、高くウーリが
もらえんだ。こづかいかせぎで
潜る力あるやつは、まん中で
腕わとか、かざりをみつける」
マモは興奮しながらマイケルに
答えてくれて、可愛い。
「巡礼しゃ、マイケーしゃん!
ここも、光るのんあるよ!」
急にヤオも、興奮してマイケルに
話してくる。
マモの様子が伝染したかに見えて
それも、マイケルには癒しだ。
「わかった、ヤオの言う通り、
まずはさっき光ったのがあった
から取ってくるよ。もしかした
ら、マモの言うアンバーの残り
かもしれない。もし、アンバー
だったら、マモにあげるよ。」
マイケルは、
ビシッと肩親指を立てて
ポーズする。
「本当か!」
「本当。マモには、いろいろ
教えてもらったお礼よ。ヤオは
また潜って考えるから、それで
ウーリをわけようね。大丈夫」
金剛杖を持って
マイケルは深くなっている場所へ
移動する。
ヤオやマモがいるのは、
海底遺構の岩屋根の上になる。
かつての遺構上空には
水路か回路が張り巡らされて
いたのだろう。
その石回路の上を、
引き潮の条件を利用しつつ
つたって沖近くへ来ていた。
「フホーーイ、ホーーイ、」
呼吸を整えて、耳抜き、
マイケルは海へポチャンと入る。
゜゜。
゜ 。。。゜゜。゜゜ ゜ ゜ ゜ ゜ 。。゜゜
゜ ゜。。゜゜。゜゜ ゜ ゜ ゜ ゜ 。。゜゜
゜ ゜
島で高台には
白亜の城が遠くても見えた。
海沿いにギルドがある。
まん中では飾りが見つかる。
街守りの像がいる。
さすが、調整国だと大師が言って
いただけあって、事象や物に
元世界との共通事が多くって
助かるー。
なら、この辺りは貴族街的な
所か、王城に近い役割の場所。
昔は城ももっと大きかったか。
粗方、装飾品は取られた
後だろうけど、、
マイケルはさっきの場所へ潜る。
チカッと光るもの。
どーゆーわけか、アンバーだ。
マモの言うとおり
太陽に当ててみよう。
さあ、一旦海面に。
獲物が、なくても、魚を採ろう。
粗方取り尽くされた場所には、
散乱する白い石や崩れた
遺構。
人骨とか、あったりして。
マモの言うとおり、
いかにもハントするような
物は残ってそうにないだろう。
もっと資源的な物を探す?
自然の海底ならそれも
あるかもしれない、
けどかえって遺跡じゃ、
資源は難しい。
そもそも原油とか使う世界?
石海底炭とか?
海藻地帯なら、ミネラル泥とか?
この散乱してる白い物何?
他にアンバーは無い。
マイケルは試しに散乱物と
見つけた唯一のアンバーを
手に海面を、目指す。
。。゜゜。゜゜ ゜ ゜ ゜ ゜ 。。゜゜
゜。゜。。゜。。゜゜。゜゜ ゜ ゜ ゜ ゜ 。。゜゜
「フホーーイ、ホーーイ、」
二酸化炭素を出す!!
片手のアンバーを太陽にかざす。
「すごい。ブルーアンバーなんて
そうそうお目にかかるもんじゃ
ないはずなのに、あはは!」
マイケルは浮かびながら
笑ってマモやヤオに手を振る。
そして、もう片方の手にある
散乱物。
水中では、わかんないけど
触ってわかった。
これ、、
エンジェルスキン?
枯れ木珊瑚、白?
もしかして、コーラル?なの?
これで海亀がいれば凄くない?
ここって
ワシントンのアレないよね?
異世界だもんね?
真珠種とかあるかな?
たまっていた二酸化炭素を
一気に吐き出す!!
「やっぱり簡単じゃないか、、」
マイケルはそのまま
海に仰向けになって浮かぶ。
「巡礼しゃ、マイケーしゃん!」
チャバチャバと水音を立てて
クリンクリン巻き毛の
異世界幼女・ヤオが
マイケルに寄ってくる。
「ヤオ!こいつかぁ?巡礼しゃの
マイケルってやつ。女じゃん」
うん?
ヤオ以外に、少年の声がする?
「はじめましてー女のマイケル
ですーあなた、マモでしょー」
浮いていたマイケルは
叫びながら、
泳いで、ヤオの所へ向かう。
ここは引き潮で現れた
海底遺構の城下町と思える場所。
ヤオに案内されながら
マイケルは浅くなった沖でも、
急に深くなる部分に潜った。
ヤオに、ここにいつもマモと
来るからと
教えられたからだ。
「あんた、潜れるんだな!
だったらもっと沖に行けば
いいぜ!ここより、デカイ
ハントできるからさっ!!」
見ると、サラサラボブヘアの
ライトブラウンに赤の瞳を
した少年がいる。
「え!赤の目って!異世界って
すごいなぁ。ヤオ見てると、
全然気がつかなかったよ。」
そう言ってマイケルが眼を
見開く。ヤオはマイケルと同じ
黒髪に黒の瞳だ。
「今日みたいな日は、アンバーも
出ないんだよ。だから沖だな」
「ん?マモ、『アンバー』って
言った?アンバーって、石だよ
ね?飴色したやつでしょ?」
つい、マモの頭やヤオの頭を
撫でそうになる手を止めて
マイケルはマモに確かめる。
「そうだよ!玉石で、嵐になると
出てくるから、オレでも嵐の
あとは潜ると、とれるだぜ!
太陽に当てると青く光って
キレイなやつは、ギルドで
ウーリーが倍もらえんだ!!」
マモは、ヤオより
大分年上だろう体を威張らせた。
「青く、光る、、もしかして
ブルーアンバーが出る!!」
しかも、嵐の浅海にって
ここはバルト海かい?!!
それも
インドネシアの島でとれる様な
希少なブルーアンバー、
青い琥珀だ!
海の透明度はバツグンで、
魚もたくさんいた。
「とんだ、海だわね。ここは、
もう、稼ぐしかないじゃない」
バルト海も昔は浜辺で琥珀を
シャベルで探したって聞いたけど
ラッキースポットだわ!!
「よっしゃーーーーあーー!!」
マイケルが拳を掲げて
雄叫びを上げる。
「いや、だから、嵐もぜんぜん
きてないんだよ。だから、オレ
もハント出来てなくってさ。
潜る力あれば、沖に潜れて、
もっとデカイ像とか、いける」
マモはマイケルの腕を
ひっぱって寂しげに言った。
「あたし、力?魔力?全然ない」
マイケルは事も無げに笑う。
「だって、さっきすごく潜って
たじゃん!!潜る魔力だろ?
それに、あんた髪も目も黒い
じゃんか!って、あれ?あれ」
マモは
急に訳がわからない顔を
してマイケルの目を見上てきた。
「あたし、何の事かわかんないん
だけど、マモ!ちょっと色々
ヤオと一緒に教えてくれない」
闇雲に潜っても体力消耗だ。
さっき光ってたのは
後で潜るとして、
この海底遺構の城下を
知らないとダメだよね。
それに、地形。
海底遺構がこんなにも水中に
あるなら、この島は今も
地盤沈下しているかも。
異常に暖かい海だから、
海の中に火山かガス活動が
あるかも。
「マモ?沖には大物ハントが
出来る場所があるの?」
「昔の神殿とか、街守りの像が
あるんだよ。それが金ピカとか
玉とか付いてて、高くウーリが
もらえんだ。こづかいかせぎで
潜る力あるやつは、まん中で
腕わとか、かざりをみつける」
マモは興奮しながらマイケルに
答えてくれて、可愛い。
「巡礼しゃ、マイケーしゃん!
ここも、光るのんあるよ!」
急にヤオも、興奮してマイケルに
話してくる。
マモの様子が伝染したかに見えて
それも、マイケルには癒しだ。
「わかった、ヤオの言う通り、
まずはさっき光ったのがあった
から取ってくるよ。もしかした
ら、マモの言うアンバーの残り
かもしれない。もし、アンバー
だったら、マモにあげるよ。」
マイケルは、
ビシッと肩親指を立てて
ポーズする。
「本当か!」
「本当。マモには、いろいろ
教えてもらったお礼よ。ヤオは
また潜って考えるから、それで
ウーリをわけようね。大丈夫」
金剛杖を持って
マイケルは深くなっている場所へ
移動する。
ヤオやマモがいるのは、
海底遺構の岩屋根の上になる。
かつての遺構上空には
水路か回路が張り巡らされて
いたのだろう。
その石回路の上を、
引き潮の条件を利用しつつ
つたって沖近くへ来ていた。
「フホーーイ、ホーーイ、」
呼吸を整えて、耳抜き、
マイケルは海へポチャンと入る。
゜゜。
゜ 。。。゜゜。゜゜ ゜ ゜ ゜ ゜ 。。゜゜
゜ ゜。。゜゜。゜゜ ゜ ゜ ゜ ゜ 。。゜゜
゜ ゜
島で高台には
白亜の城が遠くても見えた。
海沿いにギルドがある。
まん中では飾りが見つかる。
街守りの像がいる。
さすが、調整国だと大師が言って
いただけあって、事象や物に
元世界との共通事が多くって
助かるー。
なら、この辺りは貴族街的な
所か、王城に近い役割の場所。
昔は城ももっと大きかったか。
粗方、装飾品は取られた
後だろうけど、、
マイケルはさっきの場所へ潜る。
チカッと光るもの。
どーゆーわけか、アンバーだ。
マモの言うとおり
太陽に当ててみよう。
さあ、一旦海面に。
獲物が、なくても、魚を採ろう。
粗方取り尽くされた場所には、
散乱する白い石や崩れた
遺構。
人骨とか、あったりして。
マモの言うとおり、
いかにもハントするような
物は残ってそうにないだろう。
もっと資源的な物を探す?
自然の海底ならそれも
あるかもしれない、
けどかえって遺跡じゃ、
資源は難しい。
そもそも原油とか使う世界?
石海底炭とか?
海藻地帯なら、ミネラル泥とか?
この散乱してる白い物何?
他にアンバーは無い。
マイケルは試しに散乱物と
見つけた唯一のアンバーを
手に海面を、目指す。
。。゜゜。゜゜ ゜ ゜ ゜ ゜ 。。゜゜
゜。゜。。゜。。゜゜。゜゜ ゜ ゜ ゜ ゜ 。。゜゜
「フホーーイ、ホーーイ、」
二酸化炭素を出す!!
片手のアンバーを太陽にかざす。
「すごい。ブルーアンバーなんて
そうそうお目にかかるもんじゃ
ないはずなのに、あはは!」
マイケルは浮かびながら
笑ってマモやヤオに手を振る。
そして、もう片方の手にある
散乱物。
水中では、わかんないけど
触ってわかった。
これ、、
エンジェルスキン?
枯れ木珊瑚、白?
もしかして、コーラル?なの?
これで海亀がいれば凄くない?
ここって
ワシントンのアレないよね?
異世界だもんね?
真珠種とかあるかな?