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【カフカス領期
ᛏᚹᛖᚾᛏᚣ-ᛏᚺᛁᚱᛏᚣ-ᛏᚹᛟ 年】

水龍の骨に魔力を込められと
わかって１年。
ᛋᚢᛁᚱᛁᛃᚢᚢᚾᛟᚺᛟᚾᛖᚾᛁᛗᚨᚱᛁᛃᛟᚲᚢᚹᛟᚲᛟᛗᛖᚱᚨᚱᛖᚱᚢᛏᛟᚹᚨᚲᚨᛏᚢᛏᛖᛁᛏᛁᚾᛖᚾ。

始めは、ギルドラボで水龍の骨を
徹底的に調べてもらって、
ᚺᚨᛉᛁᛗᛖᚺᚨ ᚷᛁᚱᚢᛞᛟᚱᚨᛒᛟᛞᛖ ᛏᛖᛏᚢᛏᛖᛁᛏᛖᚲᛁᚾᛁᛋᛁᚱᚨᛒᛖᛏᛖᛗᛟᚱᚨᛏᚢᛏ

水龍の骨なら、どの部分でも
魔力を保存できることが解る。

驚く事に、魔力を人に付加する
には練度を上げないとならない
のが、水龍の骨は、直接粘膜に
触れながら意識を込めるだけで、
魔力が補完される。

付加の練習が出来ていない、
子供でも保管ができる。

その上魔力を保ったままで
加工も出来た。

これは革命だと、ギルドでは
大々的に水龍の骨の優先買取りを
本格的に宣伝。

ギルドには毎日、水龍の骨が
大量に買取りで集まった。
ᚷᛁᚱᚢᛞᛟᚾᛁᚺᚨᛗᚨᛁᚾᛁᛏᛁ ᛋᚢᛁᚱᛁᛃᚢᚢᚾᛟᚺᛟᚾᛖᚷᚨ ᚲᚨᛁᛏᛟᚱᛁᛞᛖᚨᛏᚢᛗᚨᛏᚢᛏᚨ

そこからが凄かった。
飛躍的に魔力を日用品に転換して
使う魔道具という分類ができた。

これまでの魔具は
魔獣から取れる１つの核から
作られてきた。

水龍の場合は、骨なら全部。
しかも、討伐しなくても採れる。
その安易さが日用品に
魔力を転用させたのだ。

これにより、魔獣から採れる核は
魔獣石。

水龍の骨が、魔充石と余分ように
なる。

魔道具は日用品だけでなく、
医療にも使われ、
義手や義足がこの世界に
出現したことで
奴隷の欠損部分を
補いながら、
魔力の放出も止める
遮断具にもなった。

本当に電池と同じ扱いで、
魔充石が普及する。

あたし的には、

調整世界に大師に飛ばされて
２年。

ようやく巡礼ベッド生活を
抜け出した、あたしはヤオと
城下の商業区に
部屋を借りた。

これで 晴れて
本当にカフカス王領国、
ウーリュウ藩島の住民に
なれたのだ。

ヤオも学校に通う年齢になった。

商業区にも学校があるけど、
ヤオの希望もあって、
１つ年上のマモもいる
ギルドの学校に毎日行っている。

今でも、ヤオの両親には
稼ぎを持って行くけど、
義足や義手を2人に贈った辺りで、
毎日は持って来なくても
大丈夫だと言われた。
ヤオの両親の、

逃亡奴隷だった2人の運命を
裁ち切れたのだと
思って、その日は
戸口で涙が止まらなかった。

ヤオも、
あんな毒親だった2人でさえ、

あたしにはいつの間にか
家族みたいなモノになっている。

もとの世界に戻る為に
城をめざす、あたしだけど、
本当に
この世界から出て行く事が
出来るだろうか？

物質状況ではなくて、

自分の気持ちとして、
ᛉᛁᛒᚢᚾᚾᛟᚲᛁᛗᛟᛏᛁᛏᛟᛋᛁᛏᛖ

だんだん わからなくなる。
ᛞᚨᚾᛞᚨᚾᚹᚨᚲᚨᚱᚨᚾᚨᚲᚢᚾᚨᚱᚢ


【ᛞᛖᚲᛖᛗᛒᛖᚱ月ᚠᛁᚱᛋᛏ日
ᛗᛁᚲᚺᚨᛖᛚ・ᚣᚨᚾ】

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