「結構、血が出ているね」
保健室。
春馬くんの手当てを受ける私。
消毒液が傷口に染みて痛い。
痛すぎて涙が出ちゃう。
「そういえば、保健室の先生がいないねー」
「体育祭に駆り出されているんじゃない?」
春馬くんが答えてくれたけど。
じゃあ、最初から保健室の先生に傷口の処置をしてもらえばよかったんじゃない?
なんて。
そんなことは言えなかった。
だって。
春馬くん、辛そうな表情をしていたから。
さっきまで笑顔だったのに。
今は。
少し脱力感を感じる。
「春馬くん、どうしたの?」
「…え?」
「元気ないよね?」
私の言葉に春馬くんは、ハッと顔を上げる。
視線がぶつかる。
戸惑ったように瞳が揺らいでいる春馬くん。
保健室。
春馬くんの手当てを受ける私。
消毒液が傷口に染みて痛い。
痛すぎて涙が出ちゃう。
「そういえば、保健室の先生がいないねー」
「体育祭に駆り出されているんじゃない?」
春馬くんが答えてくれたけど。
じゃあ、最初から保健室の先生に傷口の処置をしてもらえばよかったんじゃない?
なんて。
そんなことは言えなかった。
だって。
春馬くん、辛そうな表情をしていたから。
さっきまで笑顔だったのに。
今は。
少し脱力感を感じる。
「春馬くん、どうしたの?」
「…え?」
「元気ないよね?」
私の言葉に春馬くんは、ハッと顔を上げる。
視線がぶつかる。
戸惑ったように瞳が揺らいでいる春馬くん。