けれど、私のせいで木野澤と付き合ってると誤解されるのはもっと嫌だ。

「わかった。木野澤に何て言えば良いの?」

「まずは木野澤に好きな人いるか聞いて来て」

私は嫌々、木野澤のところに行った。

すると、丁度良く木野澤が座っていてくれたのだ。

「木野澤・・・」

「何だよ、青田?」

「あのさ、面倒な連中に捕まっちゃって。志津恵ちゃんが木野澤に好きな人いるか聞いて来

いって言われて」

木野澤はめんどくさそうに答えた

「好きな人はいる」

「そっか。好きな人いたんだね。ありがとう」

私は志津恵ちゃんのところに走って行った。

「木野澤、好きな人いるって」

私はこれで部活に行けると思い、少し気持ちが楽になった。

「じゃあ、その人は誰か聞いてきて」

またぁ?何だよ、コイツ

私のイライラも制限超そうな時だったが、我慢して木野澤のところに行ったのだ。