確かに。

ここは図書館の出入口で

さっきから色んな人が

出入りしている。

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「それで、真城さんが

好きな人がいるのなら

特別な存在になれなくていい

ただ、想うことは許してください」

瀬戸さんはこんな私に

真面目に向き合ってくれる。

私も向き合わなきゃ失礼だ。

「私の1番大切な人の話を

聞いてくれますか?」