ドキドキするのも、無駄に居心地いいのも。

いつもそばにいてくれる優しい夏希。

これ、家族愛じゃなくて……恋だ。


「っ……」

夏希
「翠……?」

自覚した途端、恥ずかしくなった。

え、今のこの状況やばくない!?

傍から見たら……恋人じゃん!!

夏希
「大丈夫か?授業のこと気にしてんの?なら愛生たちが誤魔化してくれてっから心配すんなよ。休んどけ?」

なにを勘違いしてるのか、優しく頭を撫でながら言ってくる。

いや、それはありがたいんだけど!

どうしよ、私……うわぁ!待って、やばい!