「ねえねえ、有海ちゃん。綾ちゃんと淳ってば、すんごい仲いいよね~。」
「ほんとにね。もうまるで恋人みたい?」
「いや~、このまま綾ちゃんと淳が結婚してくれれば私も敦さんも安心できるのにな。もし、綾ちゃん以外の人と淳が結婚するときお相手さん敦さんに認めてもらえなくて、大変そう」
「綾は大丈夫なの?」
「大丈夫、大丈夫。だって、敦さんも私も綾ちゃんのことは実の子供みたいに可愛がってるしね。」
「そうだね~。私も綾が淳くんと結婚してくれたら嬉しいな。淳くんはもううちの家族の一員だからね。」
「でも、やっぱり最後には淳や綾ちゃんが幸せになれる人と結婚して幸せになってくれるのがいいよね。」
「そうだね。私たちってば気急ぎすぎちゃったかも。ゆっくり気長に待とう。でも、綾の事情を話した後にもしっかりと綾を支えてくれる人じゃないと私は許さない。」
「それは私もだよ、特に綾ちゃんは記憶にないとはあの事があったから。綾ちゃんにいい人が現れるまではちゃんと淳に綾ちゃんの事守らせるから!きっと、大丈夫だよ。そんな泣きそうな顔しないで、私も支えるからさ。」
「…うん、ありがとう。………2人はどんな未来を歩んでいくんだろう。楽しみだな。」
「…そうだね、」

「まま~」
「まま~、どこ~ グズグズ」

「あれ、あ、泣いちゃってる。有海ちゃん行こ?」
「うん。あ~、こうなった綾大変なんだよな~。」

「もう、何があったの?淳?」
「綾も何があったの?こんなに泣いて。」


………