『神室ー、今日お菓子何買ってきたー?』

『そこのビニールに入ってるよ、』

『んー…?…お、いいの買ってんじゃん。』


どうやらお気に入りのお菓子が見つかったらしい。

さっきの不機嫌だった雪村さんはどこへいったのか

鼻歌まじりに彼はソファへ戻っていった。


『わああちょっとゆき、それ無理やり口ん中入れようとすんのやめて!?』

『うるさい、コラボしてくれなかった仕返し。』

『ちょっ…!唯ちゃん助けてー!』


お正月マジックなのか

いつもより少しハイテンションな雪村さんは

ちらっと私の方を見て、にやりと笑ってみせた。