『はいはいー、んじゃあ学生さん達は試験もあるみたいだし俺はこの辺で帰るわぁ、』

『じゃーねーむっくん。次リアルで会うのはいつになるかなー、』

『半年は会わないだろうね、多分。』


お前らうるせぇわー、と苦笑いする村瀬さんを

玄関まで送ると

彼はにやりと笑って、私に言った。


『……気が向いたらいつでもおいでよ、俺んとこ、』


お前みたいな天才なら大歓迎だから、と村瀬さんは私の肩をぽんと叩いて

くるりと背を向けた。