「ど、どう、ですか…?」

『………もう1回、今のところと、あとその前後も、弾いて。』

「は、はいっ…、」

『………こっちに取り込んで、参考にするから。』


雪村さんはそう言って

電子ピアノとパソコンをコードで繋いだ。


『……んー…、ここ直すんなら神室にも連絡しねぇとなー…、』

「…あの、いいんですか、こんな素人の意見…、」

『はぁ?僕がそっちのほうが良いって思ったんだから、変えるのは当たり前だろ、』