ほんとにわたしの企画案が通ったんだ…!

「天宮さん、わたし頑張りますっ」

そう言って頭を下げると、デスクへと戻った。


「企画、よかったね」

そう言った南の視線と合わせる。

「うん!まだ夢みたいだけど…頑張るよ」

「いつでも力になるから頼って?」

「ありがとう」


その言葉は心強い。


それにしても、わたしの企画が雑誌に載るなんて……

こんなことがあっていいのかな?

…いいんだよね…?


あの天宮さんが迷った中で通してくれたんだもん。

もっと自信持つべきだよね!

じゃないと、天宮さんにも失礼になる。


これから鬼のように忙しくなるだろうけど、全力で頑張ろう!


そう意気込んだ時、南の声が耳に届いた。

「今日、仕事終わって飲み行かない?小夏がうるさくてさ〜…企画も通ってこれから忙しくなるだろうし、そのお祝いも兼ねてさ」