そんな与田くんに告白された時は驚いたな〜。

てっきり苦手意識持たれてると思ってたし。


だって、千波に対する態度と、わたしに対する態度、全然違ったから。


千波には結構話しかけてたけど、わたしにはそんなこと一切なかった。

まぁ、あの頃のわたしに話しかけようとは思わないだろうけど。


与田くんがどんな人なのか、未だにいまいちわかってないのに、そんな与田くんが何を言いたいのかなんてわかるはずないよね。


これはもう与田くんから言ってくるまでどうしようもない。

それまで気にしないでいよう。

そう決めて前を向いた。


それから少しして宿泊するホテルにバスで移動した。


和子が酔わないか心配したけど、空港からホテルまでは酔う暇もないほどの近さだった。


ホテルに着くと部屋に荷物を運び入れ、少しの間のんびりする時間があった。

「夏目さん花丘さん、3日間よろしくね」


と挨拶をしてきたのは同じクラスの子。