夕方、あたしはキヨさんや、たーちゃん達と5人でイベントホールに居た。キャパシティ3000人を超えるメジャーな人が度々ライブを行うような有名なホール。出演する歌い手はみんな人気があるみたいで立見の席はもうこれ以上入らないほど人がごった返している。
「チケットがあるって言うからガラガラなのかと思ったら何これ。すげー人じゃん。」
たーちゃんが苦笑いした。たーちゃんはゆうちゃんと同じ4年生で、ゆうちゃんと特に仲が良い先輩だ。そのたーちゃんですら、ゆうちゃんが歌い手だという事を全く知らなかったらしい。
「ねぇ、ゆうちゃんは今まで隠し通してきたのに、どうして急に誘って来たんだろ。」
背の低いキヨさんが背の高いたーちゃんを見上げながら言った。
「いや、俺も聞いてみたのよ。別に隠すつもりはなかったけど俺らがボカロとかそっち方面全然興味無さそうだからあえて話さなかったんだって。」
「ふぅん、水臭い。言ってくれれば応援したのにねぇ?」
「でもさ、親しい友達に話してみて、いざ興味持って貰えなかった時のショックって大きくね?なんか俺、あいつの気持ち分かる気がする。」
「えぇ?そういうもの?私その感覚、よく分かんないわ…。」
たーちゃんの言葉にキヨさんが首を傾げた。
「チケットがあるって言うからガラガラなのかと思ったら何これ。すげー人じゃん。」
たーちゃんが苦笑いした。たーちゃんはゆうちゃんと同じ4年生で、ゆうちゃんと特に仲が良い先輩だ。そのたーちゃんですら、ゆうちゃんが歌い手だという事を全く知らなかったらしい。
「ねぇ、ゆうちゃんは今まで隠し通してきたのに、どうして急に誘って来たんだろ。」
背の低いキヨさんが背の高いたーちゃんを見上げながら言った。
「いや、俺も聞いてみたのよ。別に隠すつもりはなかったけど俺らがボカロとかそっち方面全然興味無さそうだからあえて話さなかったんだって。」
「ふぅん、水臭い。言ってくれれば応援したのにねぇ?」
「でもさ、親しい友達に話してみて、いざ興味持って貰えなかった時のショックって大きくね?なんか俺、あいつの気持ち分かる気がする。」
「えぇ?そういうもの?私その感覚、よく分かんないわ…。」
たーちゃんの言葉にキヨさんが首を傾げた。