どうするべきなのか、悩みに悩んだ。 朝の時間だけでは、とても考えはまとまらなくて。 授業中も延々と悩んで、放課後に突入して……そうしたのち、やっと心は決まった。 自分以外には、だれもいなくなった教室。 わたしはシャーペンを小さくふるわせながら、ノートに文字を刻んでいった。 【心配の言葉を、ありがとうございます。 変なものを机に入れていてごめんなさい。 あなたは、夜間生の人ですか?】