朝起きたら制服に着替えて、朝ごはんを食べてから家を出る。
そして、すぐ隣の家のインターフォンを押した。
「おはよー、イブ」
「お、おはよ……」
扉が開けば、眠そうなイブが制服姿で立っていた。
「え、朝から何?……え?」
「一緒に行こうと思って」
「……何処に?」
「学校に」
「……あぁ」
既に制服にも着替えて、スクールバック持っている。
学校へ行く準備はしているものの、まだ頭は回ってないらしい。
「昨日、バイトだったの?」
「んー……いや」
イブが目を擦りながら、並んでバスまでの道程を歩き出す。
「えっ、違うの?」
「うん、バイトだけど。その後、テレビ見てた……」
「何それ?ミミリン?」
「違うやつ……て、何で迎えにきてんの?」
「一人で行動しないようにって言ったのあんたでしょ」
「……ほんとだ」
やっぱりまだ眠そうで、大きな欠伸を見せた。