私たちは感情をぶつけ合うように体を重ねた。

何度も何度も口づけて、何度も何度もお互いを求めて抱きしめあった。





深夜・・・

いつものように彼は私を抱きしめて、私の方を見て眠っている。
彼は私に背中を向けない。
いつだって先に私が眠るのを見届けてから、彼が眠る。

だから私は眠ったふりをした。