「うるせーぞ、ブス」
「慎!?」
屋上の裏手に慎はいた。

「何の用だよ。」
「慎に謝らなきゃって思ったの!
いきなり、怒鳴ってしまってごめんなさい。」

慎は驚いた顔をしたが、すぐに大笑いした。
「あはははは!お前すげえや!」
「え!?なに!?」
「そんな勢いよく謝るかよ!あーおかしい!」

「そんな笑わなくても……」
「いやー久々に笑ったわ!」
そういうと慎は、座り直して私を見つめた。