「あいつら破門だな。あんな奴らはうちにはいらねーよ。」

龍也さんは舌を出して笑いなが言った。

意外と怖いのはこの人なのかもしれない。

「何なんやあいつら。」

「むやみやたらに女性に手を出すなんて。」

「ぶっ殺す。」

礼ちゃん、晶さん、翔ちゃんは、どす黒いオーラを出していた。

慶ちゃんは呆れ顔。
仕事顔が少し崩れていたのは見なかったことにしておこう。

「破門にするから、何してもいいぞー。」

本当龍也さんは、恐ろしいことをサラッと言ってのける。

「いやいや、お兄様、いくらなんでも…。」

椿が口を挟むと、礼ちゃんが椿の後ろからバグしてきた。

「まったく、目が離せんわ。」

プンプンと効果音が聞こえてきそう。
でも、礼ちゃん目は怖い。

「本当です。女性だけでの行動も慎んでください。只でさえ、ヤローが多いのに行動しやがって。」

晶さん…最後の方、口調が戻ってますよ…。

「日本に住めなくしてやる。」

ひぃぃぃぃ!

翔ちゃん危ない!!
何しでかすの!?

「もう!こんなことでねちねちと五月蝿いわね!」

男どもがグチグチ言っていると、満里奈が切れた。

「もー!男なのにねちっこいってどういう事!?莉依、椿、帰るよ!」

こうなると満里奈は、落ち着くまで切れたまま。

「うーん。でも満里奈?折角招待してくれたんだからもう少し居ようよ。翔ちゃんたちはほっとこう。」

折角のパーティーなのにね。
ほっとけばいいのよ。

「それがいいですわ!ここには私のお兄様とお父様が居ますから、心配いらないですよ!」

「ははは。お前らスゲー度胸!でもな、そんなことしたらあの三人に組潰される。」