「…大丈夫だった?」



チャーリーの言葉にビクッとなって、「だいひょうぶデス」とマヌケな返事をしてしまった。



「驚かせちゃったかな?」


チャーリーの問いかけに、私は正直に頷いた。


「いつもの女の子大好き~っていう、チャラチャラしたチャーリーとは全然違うんだもん。
そりゃ驚くさ」



「女の子大好きね……そう見える?」


またまたチャーリーの質問にコクンと頷く。





「そう。でもね、俺は女の子が一番、嫌いなんだよ」





一番嫌いってことは、二番目も嫌いなものがあるっていうこと?



「…でも、良子ちゃんだけは別かな」



そう言って、微笑むチャーリー。

先ほどの冷淡な表情は消えており、優しい穏やかな顔をしている。




ん?私だけは別?


ああ、この間クリリンが「お前は女じゃねーだろ」って言ってたからなぁ…。


じゃあ、私は男なの?




「俺もビックリした。さっき良子ちゃん、カッコ良かったよ」





さっきの私?


ああ、私が先輩たちに言っていたのが聞こえたのかな。


確かに、あれは自分でも驚くほどカッコよかったからね~。


自分でもビックリだわ。