「お前ら、俺のことを何だと思ってんの?」
口調、話し方もいつものチャラチャラした喋り方とは違う。
淡々とした口調なんだけど、威圧感がある。
先輩たちも、いつものチャーリーとのギャップに戸惑っているようだった。
「…わ、私達は、瀬戸内くんのことを思って……」
「お前らに俺の何が分かるの?
俺がこんなことされて喜ぶとでも思ってんの?」
チャーリーが掴んでいる先輩達の手をねじり挙げたお蔭で、私の髪の毛は解放される。
ハゲる心配からも開放された。
「ハッキリ言うとね、お前らの存在自体が迷惑なんだよ。悪いけどお前ら、
消えてくれる?」
ギャーー!!
チャーリー、恐い!!
なんだこの迫力は!!
先輩達は、そのチャーリーの一言で泣きそうな表情を浮かべ、走り去っていった。