「聞いてるのかよ!!」


家族?親戚?師弟関係?

やっぱり分からない!!


「ちょっと分からないんで、クリリンに聞いてきます!!
そこで、ちょっと待っててくださーい!!」


「おい!ちょっと待てよ!!」



分からない事があったら、恥ずかしがらずに人に聞け。

聞くは一時の恥じ、聞かぬは一生の恥って、両親が教えてくれた。



クリリンのいるクラス、1年1組に辿り着く。


「クリリン!!クリリンいるーー!?」


一斉に1組の人が振り向く。

その中にクリリンを見つけた。



「おーーーい!!クリリンってばーー!!
私、クリリンに聞きたいことがあるんだーー!!」


「うるせーー!!クリリンって言うな!!」


クリリンは私の腕を引っ張り、廊下に出た。


「何だよ」


しかめっ面のクリリン。

クリリンの手には、パックのコーヒー牛乳が握られている。



「ねぇ!!私たちって、どんな関係?」


「ハァ?」


「今ね。誰か知らない人に、クリリンとどういう関係か?って聞かれたんだけど、私分からなくて、直接クリリンに聞きに来たの!!」


クリリンは面倒くさそうにコーヒー牛乳を飲んでいる。


「…知らね」


「それじゃ困るのよ!!
たしか前にチャーリーが、クリリンにとって私は特別って言ってたけど、
って事は、私とクリリンは”特別な関係”なのかな!!?」



ぶはっと、盛大にコーヒー牛乳を吹き出したクリリン。


ぎゃー!!コーヒー牛乳が飛んできたーー!!