「男子が苦手なのも、クリリンと話せばいいよ!」


「ハ!?」


「クリリン睨むと恐いけど、優しい時もあるし、笑った顔とかカワイイしさ!」


「………!!」


クリリンが手を口にあて、そっぽを向いた。

どうしたんだろう?



「えっと……」


渡邊さ……

ミュウミュウが困った顔をしているので、クリリンの肩を叩いて言った。


「クリリン!同じクラスだからミュウミュウのこと宜しくね!」


「ハァ!?」


「えっと…あ、ありがとうございます…」



「じゃあまたねー!クリリン!ミュウミュウ!
 昼休み終わっちゃうから、教室戻るねー!」




クラスの子に教えてあげなきゃ!

ミュウミュウはいい子だったよ。って!



新しい友達ができ、嬉しくなった私はスキップ交じりに、教室へと戻っていった。