「ごめんな!ビックリしたんじゃない?」

私は、軽く首を横に振り


大丈夫。と答えた。


「凪紗は、1年ときのクラスの女子で・・・。
えっ・・・と・・・」


ゆうきくんは口をこもらせながら


「1年の時に・・・・付き合ってた子・・・なんだ」


―――あっ・・・。2人は・・・付き合ってたんだ。私の知らないゆうきくんを知ってる人・・・


しばらく、沈黙になってから


・・・あの!

私の声と同時に

・・・あのさ!

ゆうきくんの声と重なって、
2人は顔をを見合わせてた。



ゆうきくんは、笑いながら


「何?天宮さんから・・・どうぞ」


「・・・笑ううん。ゆうきくんから話して」


「・・・あっじゃぁ。俺から・・・・・・。
あのさ、今日はバスケ部のメンバーと
20時に・・・・・・えっと〜・・・あのさ」


ゆうきくんは頭をかきながら、モジモジしながら言葉を詰まらせた。



「あっあのさ!20時にこの先にある公園で
待ち合わせるんだけど・・・。あの・・・良かったら・・・」


彼の声が小さく 弱々しくなっていく。


こんな、ゆうきくんもあるんだと思うと
私は、嬉しくなり顔がやっぱり、顔が緩んでいく。

「・・・良かったら。天宮さんも来ない?」


「・・・―――!?えっ???私?」


頭がパニックになった。
だって、凪紗さんの事は、さっき断ったばかりで・・・。


・えっ?――・・・私?何故?私?


理解が出来なくて
キョトンとしてしまった。


「・・・ビックリしたよな?・・・ハッハッハッ・・・ハッ・・・」


ぎこちない笑い声に思わず、私は
クスッと、笑い声が漏れた。


「・・・あっ!また、私、笑っちゃって。
一生懸命に話してくれてるのに・・・。ごめんなさい!」

「はっはっはっはぁ〜!全然!
泣いた顔より、天宮さんは笑顔が可愛いいからさ」


笑うと、ゆうきくんは、
頬にシワが・・・


って


―――えっ??―――えっ?



可愛いい??



・・・―――!!!!


ひぇぇぇ―――!!!


かっ可愛いい?!?