”いい女になれ、俺が別れた事を後悔するくらいに”


『いい女になったって、もう会うことないんだから、
分かる訳がないでしょうよ
運命の出会い…、そんな風に思った私は愚かでした』


そんな独り言を言っていると、また誰かが現れた。


「くれーな…、志穂…、また男と別れたのかよ…。
お前は男と別れると、何でいつもこの曲掛けてんだよ」


一也にはバレバレなのです…。


『うるさいなぁー、ほっといてよ。
こんな時間に何の用なのよ』


志穂は、一也に思いっきり八つ当たりした。


「何の用じゃねーだろう。
今日はアニキの店でパーティーだっていっといただろう」