志穂は晴海にコーヒーを出し、二人はイスに座り、話始めた。


「志穂さんの作ったブレスレット、私凄く気に入っちゃって、
違うのもほしいなって思って、見せてもらっていい」


『ありがとうございます。
どうぞ、ここにあるので、ゆっくり見てください』


晴海は嬉しそうにブレスレットを見ていた。


「志穂さんは器用で羨ましい!
私、不器用だから、アクセサリーを自分で作るなんて絶対無理。
どれも可愛い、凄く悩んじゃうなぁー」


晴海の姿を見て、志穂は羨ましいと思った。


男から見たら、きっと可愛いと思ってしまう仕草や言葉遣いをしている。


志穂とは真逆のタイプだと思った。


『器用なんかじゃないですよ
作れるようになるまで、結構苦労しましたから』