一也はいよいよ本題に入る。


「ごめん、俺と別れてくれ」


いきなり直球投げました!


覚悟はしていたものの、彼女は何も言えずにうつむいたまま。


すると、一也は別れを決めた理由を話し始める。


「本当にすまない。
しばらく連絡もしないで、いきなり来て別れてくれなんて、
勝手だってことは分かってる。
でも、俺にはそう決断するしかなかった。
付き合って一年、凄く楽しかったんだ。
晴海は優しくて、いつも俺のことを考えてくれて、だから晴海と付き合っていけば、きっと晴海のことを好きになれると思ってた。
でも、晴海と付き合うずっと前から好きな人が居て、その人のことが忘れられなくて、どうしたらいいんだって悩んでたら、晴海に逢うのが怖くなった」