【衝撃的!】
校長→「そうだね、
サッカー部云々を
問うよりも、この場で
賛否を問うのは
待とうではないか。
そうだな、山田くん、
君はまだ顧問を
持ってないから、
二週間後の
職員会議まで
サッカー部代理顧問を
してくれないか?
加えて、職員会議に
再度議題を持ち込んで
下さい。
山田くんが引き受ける
のも良しですぞ。
山田くんにすべてを
預けます。」

山田以外、
一段落ついた
谷村作成のプリントを
そそくさと
1番下に回した。
こうして、
ここから山田由紀子の
二週間が始まる。

急遽、校長の
気まぐれ?で、
サッカー部の
代理顧問に任命?
された 山田。
なんだか訳も
分からないまま、
次の日の定例生徒会で
生徒会委員長の
サッカー部
庄司くんに伝えた。
庄司は、
知ってるかのように
冷静にこのことを
受け止めた。

代理といっても山田は
もちろんサッカーなど
全く知らない。
ましてや、
一年の副担任の為、
サッカー部の数人しか
知らなかった。
誰からみても明らかに
不安げな山田に

庄司→「先生、
心配いりませんよ。」
とさりげなく
一言 告げると、
すぐさま政治的な
疑問を投げかけた。

庄司→「でも〜、
二週間って期限には
何か関係して
いるんですか?」

庄司は、
推理作家のように
深ヨミをし、
山田を探った。

山田
「う〜ん、それはね、
二週間後の職員会議に
再議題として
揚げるのよ。
今回校長先生がね、
賛否は今は問わない、
とりあえず、
結論は待とうって
ことになってね・・」
明らかに憂鬱な
言い回しをした。
−−−−−−−−−−−生徒会が終わり、
遅れながら
代理顧問山田と庄司は
校庭に向かった。

庄司は、
山田にみんなに
紹介するからと
着替える前に
すぐに移動した。

校庭につくと、
キャプテンの和也を
中心にかなり勢力的に
練習をしている
サッカー部、一瞬も
気の抜けない激しく、
たくましい練習。
これを目にした山田は
正直 びっくりした。