放課後。二階にある誰も使わない開かずの間と呼ばれる教室、そこは俺にとっての癒しの空間

鍵を開け教室に入る。開けた窓から聞こえる微かな掛け声や楽器の音色が心地良い。

入口の鍵を閉め、大きめのソファに横になり目を瞑った。
窓から暖かくて優しい風が頭を撫でる。

「あぁ、もうこんな時期か...」