冒険3日目にして体調は、頗る良かった。
昨日までは肩に魔物が乗っていたかのように、重たくて具合が悪かったけれども。
スキップしながら前に進めるくらい元気いっぱいだった。
今までは、道なき獣道を歩き続けたけれども。
今日は、ただひたすら平坦な道を歩き続ける。
デコボコしていないので、足をとられることもない。
時折、ふんわりと優しい風が入ってきて。
気温は、暑くもなく寒くもなく丁度良い温度だった。
この島は、ついこの間まで誰かが住んでいたのだろうか?
それとも、現在も誰かが住んでいるのだろうか?
一日目に泊まった小屋のことを考えると誰かが住んでいるのは間違いないのかもしれない。
時折、ひょっこりと現れる果物がぶらさがった木を見つけては、
「食べ物ゲットー」
と、シュロさんが大声で言った。
相変わらず、シュロさんの背負っているリュックは大きい。
そのリュックに果物を次から次へと放り込むシュロさんを見て大丈夫かと心配になってくる。
途中、休憩を挟みながら。
ひたすらまっすぐに歩いて行く。
渚くんが海の一族の言葉を教えてくれて、歌を歌ってくれた。
聞き覚えのない言語に「発音、難しくない?」と驚きながらも。
どういうわけか、懐かしい気持ちになった。
朝からずっと、蘭とは喋っていない。
せっかくの眠りを妨げられた怒りがちょっと残っていたのかもしれない。
夢に出てきたお兄様との会話を邪魔してきた・・・
完全に個人的な恨みではあるけれども。
蘭は私の顔を見ると怒ったような顔をするので無視しておいた。
昨日までは肩に魔物が乗っていたかのように、重たくて具合が悪かったけれども。
スキップしながら前に進めるくらい元気いっぱいだった。
今までは、道なき獣道を歩き続けたけれども。
今日は、ただひたすら平坦な道を歩き続ける。
デコボコしていないので、足をとられることもない。
時折、ふんわりと優しい風が入ってきて。
気温は、暑くもなく寒くもなく丁度良い温度だった。
この島は、ついこの間まで誰かが住んでいたのだろうか?
それとも、現在も誰かが住んでいるのだろうか?
一日目に泊まった小屋のことを考えると誰かが住んでいるのは間違いないのかもしれない。
時折、ひょっこりと現れる果物がぶらさがった木を見つけては、
「食べ物ゲットー」
と、シュロさんが大声で言った。
相変わらず、シュロさんの背負っているリュックは大きい。
そのリュックに果物を次から次へと放り込むシュロさんを見て大丈夫かと心配になってくる。
途中、休憩を挟みながら。
ひたすらまっすぐに歩いて行く。
渚くんが海の一族の言葉を教えてくれて、歌を歌ってくれた。
聞き覚えのない言語に「発音、難しくない?」と驚きながらも。
どういうわけか、懐かしい気持ちになった。
朝からずっと、蘭とは喋っていない。
せっかくの眠りを妨げられた怒りがちょっと残っていたのかもしれない。
夢に出てきたお兄様との会話を邪魔してきた・・・
完全に個人的な恨みではあるけれども。
蘭は私の顔を見ると怒ったような顔をするので無視しておいた。