しかし、家で待っていても帰って来る気配が無い‥‥‥ 嵐士:『そうや、お兄ちゃん!園長先生のとこに行こ!』 というのも、マンションの下の階に幼稚園の園長先生が住んでいたのだ。俺が、ただでさえパニックになっている状況で幼い千恵を絞って出した案だった。 兄貴:『そうや!園長先生がいるんや!』 俺と兄貴は、不安と淋しさのあまりすぐにストーブの事など忘れて園長先生の部屋に向かった‥‥‥