「綺麗な肌だねー!若いっていいなぁ。私なんて、ここ数ヶ月で肌ぼろぼろ。」

「あ、そんなこと、、。」


どうしよう。

なんて返したらいいのか分からない…



「ねぇ、杏奈、ちょっと俺寝たいから…家まで静かにしててくれない?」

「あ、ごめーん。」


蓮兄の一言で杏奈さんは黙って自分の席に戻った。


「ひまり、ごめんな。うるさくて。」


ほっと胸を撫で下ろしていると蓮兄がこそっと耳打ちした。


「お前、あんまり初対面の人得意じゃないもんな。無理しなくていいよ。」

「蓮兄…」


こうやって、私だけじゃない、ジュンちゃんや有のことも見てくれて

いつも助けてくれる。


それがすごい大好き。




でも今は
なんだか苦しい。


涙が出ちゃいそうだ。