「楽しいに決まってるよ…ジュンちゃんとのデートなんだから」



身構えていると、ひまりちゃんが真っ赤な顔で俺を見上げるようにそう言ってくれた。


しかも、そういうの苦手なのに俺の手をギュッと握りしめて

そっと身体を寄せた。



「つまらない彼女でごめんね…嫌わないで。」


少し潤んだ瞳。


もしかしたら、ひまりちゃんも
デート中、俺みたいに色々悩んだりしてたのかな…



なんだ。
この子…


だめ。
俺、もうひまりちゃんが大好きだ。