って


俺…


すっかり恋愛ぼけしてる。


毎日が幸せすぎて
この笑顔をずっとそばで見ていたい。


「物件情報見てたの?」


ベッドに広げられた物件情報を一枚手に取った。


「うん。なるべくこの近くがいいなって思ってるんだけど、やっぱり高くて…」

「家賃くらい俺出すよ。」

「何言ってるの…自分のことは自分でやるよ。」


お金ならあるのに…

ひまりちゃんはこういうところ頑ななんだよな。



「なんかちょっと眠くなっちゃった…」

「ん…」


そっと頭を撫でてあげると、そのまま静かに目を閉じて
しばらくすると寝息をたてはじめた。


散らばった物件情報を拾って、テーブルの上に置いた。


これからひまりちゃんが部屋を見つけて
ここから出て行っても同じでいられるのかな。


こうやって仕事はなかなか休みがとれないし…


環境が変わるのは少し怖い。


それにひまりちゃんは可愛いから
新しい仕事先で、なんか出会いとかあったら…



くそー
心配だ。

明日は絶対、最高のデートにするぞ!