ぽちゃん



「あー気持ちいいね。」



バスタブにお湯を溜めて
純大に抱えられるようにお風呂に浸かった。


背中ごしに伝わる大きな身体に体を預けると

たまらなく安心した。



さっきまでの激しさは消え、
すっかりいつもの穏やかな彼に戻っていた。



「ん?」


カッコいいな…


どんどん好きになってしまう。


「ありがとう…。」

「なんだよ。急に。」


この人に出会わなければ
私はきっと今でも人を好きになれていなかったと思う。


「うーん、柔らかいなぁ…」

「あ、もぉ…」

「ひまり…好きだよ。」


つま先まで伝わるような甘い痺れにまた酔ってしまいそうだ。