「いじめてなんかないじゃん。俺はひまりちゃんを一生守るって決めたんだ。」



子犬が大好きな飼い主を見るみたいな顔で見上げてくる。



「ダメなの?」

「ストップ!ちょっと待って。」


純大は静止しようとする私の
その手をつかんでよっと身体を起こした。


「なんでよ。」


ドキン。


私のおでこにそっと彼の唇が触れる。


「…ダメだよ。ひまりちゃんはもう誰にも渡さないから。」



そう言ってそっと私にキスを落としながら、ゆっくりと体をベッドに倒していった。