「だめ?」


「だ。」



ダメじゃないけど…


分かんない。


結婚なんて、分かんないよ。



なにこれ。

こんな急に…こんなプロポーズみたいなこと言われても。



「ダメ…」


「えーーーーなんだよ、それー」



純大はベッドに倒れ込んで脚をバタバタさせている。



「恋人ができたのも初めてなのに…もう、あんまりいじめないで。」