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「ひまりちゃん、先食べようか。」

「あ、うん。」


ひまりちゃんはいつも自分が座っていた席に杏奈の朝食をセットして

端っこの席に控えめに座って、マグカップを口に運んだ。


「今日もカフェオレ?」

「うん…」


カフェオレは彼女の安定剤だ。


その横顔は、なんだか少し緊張しているように見てた。



ガタン!!


「何の音だ?」


杏奈の部屋の方から
すごい音がして

俺たちは慌てて、部屋に向かった。