家に帰ると
リビングに蓮兄の置き手紙があった。


『おかえり。ゆっくり休めよ。』


じわっと涙が溢れる。

蓮兄…




(まさか…いないよね?)


おそるおそる自分の部屋を開けると
部屋は私の好きなピンクカラーの部屋に戻っていた。



はぁ


ベッドに倒れこむと
すぐに睡魔が襲ってくる。


疲れた。


久しぶりのベッドだ…


もう何にも考えたくない。


目を閉じるとすぐに意識が遠ざかって行くのを感じた。