「あの桜の下で一枚写真撮ってから行こうよ。
入学の報告もまだしてないだろ?」



私の好きな桜の木が在る広場の広場を指差して言う。



「お父さん、梨香があの桜さんと仲良しなのしってたの!?」



驚きと興奮がまざった様なワクワク顔で父の答えを待つ。

思わぬ食らい付きに一瞬止まり、誇らしげに答えた。



「父さんは梨香の事は何でも知ってるんだよ。」



エッヘン顔の父を ぽかん として見ている私の横で、母は笑いをこらえていた。



「あ~もぅ。かーさんも笑ってないで、梨香を木の下にたたせてくれよ…。」


「はぃはぃ。
ほらりぃここに立って、お父さん見て、にぃ~ってしててね。」


「にぃ~~○$▽×#♪」
     (↑こぅでいぃ?)