うわぁ。とうとう私の番だ。入学式で印象下がってるし頑張ろ
「佐藤優奈です。えっと。ちなみに、入学式でうっかりガチ寝した人です笑。部活は吹奏楽でトランペット吹くつもりなのでよろしくお願いします!!」
我ながら自信のある自己紹介ができた。周りでもガチ寝ということで多少の笑いがとれていた。それからはただ一刻とみんなの自己紹介が進んでいった。
「ねぇ。優奈。」
自己紹介が終わると佳奈がなんだかんだいつもと違う様子で声をかけてきた。
「どーしたの?佳奈。」
「実はね…私一目惚れ…した、かも。」
「え?一目惚れ?わぁ。、すごい。頑張って」
すごく驚いた。今まで恋の話とかしたことのなかった佳奈が一目惚れ。一体どんな美男子なんだろうと話を聞いていたらなんと、加藤夏葵くんだった。
「そっか。加藤くんかー。佳奈はあんなタイプが好きなんだね。頑張って!!応援するよ!!」
「ありがとう!優奈」