「え?うん。全然大丈夫だって!」
納得ずくの顔をした夏葵はさっき以上にワークを運んでくれた。そして無事運び終えることができた。
どーしよう、さっきまで平気だったのに。足、痛い
「優奈さん。保健室行くよ」
「え?、なんで」
「足痛そう。」
なんね、夏葵気づいちゃうかな?
「全然大丈夫だよ?」
「大丈夫じゃないから、そんなに痛そうな顔してるじゃん」
やめてよ。これ以上優しくしないで。
さっきから、夏葵に助けられて手握られたときからずっと心臓の音うるさいんだから。
「ほら」
そう言って夏葵は私の手を引っ張って保健室に連れて行った
お願い。これ以上ドキドキさせないで。
「わかった。行くから。手、離して」
「え?手?あ、ご、ごめん」
なんで、そんなに動揺してんの?したくもないのに、期待する。しちゃいけないのに
ガラガラ
「失礼します。あれ?先生、いない」
「え?まじだ、じゃあ僕するよ」
「え?、できるの?」
「失礼、これでも一応保健委員です」
「なーに。威張っちゃってるの?やることないからしたくせにwww」
「チッばれたか」