「うっ。結構こっちも重い…。夏葵そっち大丈夫?」
「優奈さん。僕をなめないでもらえますか?」
「あ、はい。ごめんなさい。」
そりにしても3分の1ぐらいしか持ってないにも関わらず重たい。しかも結構高さがあるため前も見にくいし。よく夏葵はあんなにもてるな
「夏葵ー。」
「ん?どうしたの?」
「ありがとね。」
「いーよー。これくらい。」
ドンッ
「え?」
背中に衝撃が走ったあと目の前が一気に回った
「優奈さん!!」
ガシッ
「あ、優奈ちゃん!ごめんなさい。」
「え?」
辺りを見回すと国語のワークは散らばっていた
そして同じクラスの小雪ちゃんが凄い誤っている。おそらくだけど小雪ちゃんが私に当たってバランスを崩して階段から落ちそうになった私を夏葵が助けてくれたんだろう。
「小雪ちゃん、全然大丈夫だよ?小雪ちゃんも急いでたんだろうし。お互いの不注意だったから、全然!!」
「あ。ありがと!!優奈ちゃん」
そう言って小雪ちゃんはワークを拾うのを手伝ってくれた後急いだどっかにいってしまった。
「優奈さん。本当に、大丈夫?」
凄い心配そうな顔で夏葵が見てくる