──小学生の質問──


水「早めに帰ろ〜時間なくなる〜!」
私は少々早歩きで帰っていた。すると帰り道、細い路地があり、いつもは何も無いが今日は人がいた。同じくらいの歳の子と中学生、いや、高校生くらいの人達がいた。揉めてるように見えた。
ドカッボコッボカッ
?「ぐっ…うぅ…」
高校生A「おいおい、それでも男か?www」
高校生B「髪も長いし弱いし、こいつ女見てぇだなwwww」
水「なにあれ…酷…」
ドクン…!?
水「ウッ…あれ…意識が…まただ…」
ここ最近…嫌、2年前辺りから度々意識が遠くなる事が増えた。どうしてこうなるかは私にも分からない。
?「も…もう…やめてください…グスッ」
高校生A「えーうるさいなー静かにしてればいいんだよ」
?「ヒッ!!?」
高校生が殴りかかろうとしたその時───
パシッ
"何か"が止めた。その"何か"は、女の子の手だった。小学生の女の子の。
高校生A「は?何してんの?君」
高校生B「寄り道は行けないんじゃない?w」
水?「すみません。では、あなた達は制服を来てますが、それも寄り道では?」
高校生B「こ、高校生はいいんだよ!知らねーの!?」
水?「これは、失礼しました。ではもう1つ」
高校生A「ちょ…何?」
水?「あなた達は、何故かこの子を殴ろうとしたんですか??」
高校生A「な、殴るなんて…誤解だなぁ…ハハ…」
?「僕…さっきからずっと…な、殴られてました……ボソッ」
水?「……だそうですが…?」
高校生B「う、うるっさいなぁ!小学生は寄り道してないで早く帰れ!!」
高校生は、強い口調で私(?)に向かって言った。
水?「へぇ…"小学生"ですかぁ…」
高校生B「な、何?小学生だから何?」
水?「だったらですね…」
私(?)は高校生達に近づいた。そして、こう言った。

水?「あなた達はちっぽけな"小学生"の質問にも答えられないんですか?」