「遅刻じゃないよ、先生居ないからセーフ」と駆け寄ってきた愛梨に私は言い訳した。

「あ、ちょうど先生来た!」

担任の先生がいいタイミングで教室に入ってきたので、遅刻しそうになった経緯を愛梨に話しそびれた…。
まぁ、お昼の時にでも聞いてもらえばいっか。

私も、教室の廊下側、前から2番目の私の席に戻った。
2年と同じく、私の後ろの席は愛梨だ。